ドラマーのラルフ・ピーターソン(Ralph Peterson)は、ブルーノートのリーダーとして初めてのアルバムで、ポスト・バップ のベースから挑戦的でほぼ自由な領域へと行き来するクインテット(ローマ数字のタイトル)とともに、しばしば濃密で刺激的 なアコースティック・ジャズのセットを率いている。このCDのスタイルは、冒頭の冒険的でイディオムを変化させる「Enem y Within」から、終盤の比較的オーソドックスなハード・バップの「Bebopskerony」まで、おおよそ盛り上がっている。ピー ターソンは推進力があり、燃えやすく、全体を通して正確にコントロールされていますが、音楽の方向性とムードを大きく決 定するのはピアニストの ジェリ・アレン のエネルギッシュな作品です。トランペット奏者 のテレンス・ブランチャード (この セッションでかなり生き生きとしている)、サックス奏者の スティーヴ・ウィルソン 、ベーシストの フィル・ボウラー がグル ープを締めくくっている。 1 Enemy Within 2 Monief 3 Short End of the Stick 4 Soweto 6 5 Viola's Dance 6 Bebopskerony