レイ・ブラウンを加えたクインテットで贈るハリウッドは『Shelly's Manne-Hole』での'69年 ライヴ録音。中盤以外の殆どはレイ・ブラウンのベース・ソロで構成されたスタンダード "Tenderly"、ミルト・ジャクソンとのインタープレイが愉しめる嫋やかなスロー "Here's That Rainy Day"、スリリングな ハードバップ "Wheelin' And Dealin"、モンティ・アレキサンダー 野渋いブルースThat's The Way It Is" などが収録。 ソウルフルなヴィブラフォーン奏者ミルト・ ジャクソ こちらもソウルフル なレイ・ブラウンの双頭クィンテットのライブ盤です。1曲目の"Frankie And Johnny"はブラウンのベース・ソロからスタートです。この時点でソウ ル度はかなり高しです。テナーのテディ・エドワーズのアドリブも短いながら も熱さを感じますし、それに続くミルトのヴァイブがもう最高です!いつもよ りペダルは使っていませんがとにかく、アドリブ・フレーズがカッコ良しなん です。ピアノのモンティ・アレキサンダーはもっと評価をされてもおかしくは ない名手ですし、このクィンテットにピッタリハマっています!"Here's That Rainy Day"ではミルトのステキなバラードを聴く事ができますし、 "Tenderly"はレイ・ブラウンによるベース・ソロが聴き所となっています。 タイトル曲の"That's The Way It Is"はメンバー全員ソウルの塊り状態 でのミドル・テンポのブルースに仕上がっています。ここでの聴きはテディ・ エドワーズの"コテコテ・テナー"です!ミルトの声でメンバー・紹介も入っ ていて聴衆も最高に盛り上がっています。 ソウルフル・ジャクソンがお好き な方にはお勧めの1枚です! Milt Jackson(vib)Teddy Edwards(ts) Monty Alexander(p) Ray Brown(b) Dick Berk(ds) 1 フランキー・アンド・ジョニー 2 ヒアズ・ザット・レイニー・デイ 3 ホイーリン・アンド・ディーリン 4 ブルース・イン・ザ・ベースメント 5 テンダリー 6 ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ