【詳細】 初版 小林泰三 C市からの呼び声 クトゥルーミュトスファイルズ 2018年12月25日初版 創土社発行 収録作品 ・「C市」 ・「C市への道」 「C市への道」 クトゥルーの復活が近付いていると不安視されている近未来、 日本のとある寂れた漁師町に調査チームが訪れる。 彼らは対クトゥルー兵器を作るための研究所建設用の土地を探していた。 この村は地形や海流の関係で、常に陰鬱な気候の土地であり、 淀んだ海水の中には奇形の生き物が多く住みついているいわくつきの土地であった。 本作品は「C市」(2002年)の前日譚にあたる。 著者渾身の書き下ろしクトゥルー・ホラー。 小林泰三 1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2014年『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞、17年『ウルトラマンF』で第48回星雲賞日本長編部門を受賞。その他に『大きな森の小さな密室』『密室・殺人』『肉食屋敷』『失われた過去と未来の犯罪』『人外サーカス』『代表取締役アイドル』『未来からの脱出』など著書多数。20年11月逝去。21年第41回日本SF大賞功績賞受賞。 H・P・ラヴクラフト 1890‐1937。アメリカ・ロードアイランド州生れ。病弱で、少年期から幻想小説、怪奇小説に耽溺。30代から「ウィアード・テールズ」などのパルプ雑誌に寄稿。60篇ほどの作品を発表したが、単行本として刊行されたのは『インスマスの影』1冊のみ。不遇のまま生涯を閉じる。友人オーガスト・ダーレスらの尽力もあり、死後にその独自の作風が高く評価される。“クトゥルー神話”の始祖として、多くの作家に影響を与え、世界中の読者に敬愛されている 【状態】 経年劣化により多少の焼け、カバーにスレは御座いますが、概ね良好です。