☆初版1973年 〈おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ〉 ロッシュ=マゾン作 山口智子訳 堀内誠一画 内容紹介 おそうじぎらいがもとで家を追い出されたリスはオオカミに食べられそうになったときにも「おそうじだけはおぼえたくありません!」といいます。ユーモアあふれるフランスの幼年童話。 作者 ジャンヌ・ロッシュ=マゾン(Jeanne Roche・Mazon) 1885年、ノルマンジー地方のカーンに生まれ、後、パリに移って少女時代をすごす。小さい時から、長い休暇のたびに、祖母のすむ、森や沼地の多いベリー地方ですごしながら、この地方の伝承文学に親しんだ。同時に、パリの知的な雰囲気の中で、早くから古典に熱中し、やがて哲学、文学、民俗学などに特に興味をもって学んだ。文献学者と結婚、二児がある。1953年にパリで死んだ。おもな著書としては、このリスの物語をふくむ「土ボタル集」(1930年)のほか、二つの物語集と、絵本が一冊あり、戦前多くの読者をえた。作品は多様で、ゲルランゲを主人公としたこの物語は創作で、伝承文学の手法をたくみにとりいれながら現代的な感覚で明るくまとめられている。 訳 山口智子(やまぐちともこ) 1928年、神戸に生まれる。1960年、渡仏、おもに児童図書研究、児童図書関係の各分野に協力、現在にいたる。訳書に、ジャンヌ・ロッシュ=マゾン作「はんぶんのおんどり」(学研)マルセル・レルム・ヴァルテール作「きらくな空の旅行者たち」(岩波書店)がある。 画 堀内誠一(ほりうちせいいち) 1932年12月20日〜1987年8月17日 1932年、東京に生まれる。グラフィックデザイナーとして広く活躍している。 絵本に、「くろうまプランキー」「たろうのおでかけ」「ぐるんばのようちえん」(以上福音館書店こどものとも傑作集)「くるまはいくつ」(同知識の本)「ちのはなし」(同はじめてであう科学絵本)。さし絵に、「雪わたり」(福音館書店)「人形の家」(岩波書店)「グリム童話集」(学研)など多数ある。 ☆古本です。出品の状態を必ず写真でご確認頂きご納得頂いた方のみご購入下さい。 おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ (世界傑作童話シリーズ) ジャンヌ・ロッシュ・マゾン/作 山口智子/やく 堀内誠一/え