三島由紀夫『三島由紀夫文学論集 Ⅰ』(虫明亜呂無=編、講談社、講談社文芸文庫、2006)2006 カバースレ・キズ・ヨゴレ少、背表紙ヤケ少・上部ヨレ(画像4枚目参照)/本体小口ヤケ・キズ(底/画像7,8枚目参照)・ヨゴレ少 b4.51 告白と批評の中間形態、秘められた批評と著者自らが言い、文学と行動、精神と肉体との根源的な一致を幻視し、来たるべき死を強く予感させる、最後の自伝的長篇評論「太陽と鉄」を中心に、三十歳の頃の旺盛な創作活動の根柢を明かす「小説家の休暇」等、稀有なる文学者の思索の結晶体ともいえる十二篇を収録。三島文学の全体像とそのデモーニッシュな魅力をあますところなく示す全三巻論集。(裏表紙より)