「家に子供あり」 坪田譲治 新潮社版 昭和14年発行の古いお品物となります。 裏表紙に欠け、日付、名前の記載あり。 古書として十分ご理解の上、ご購入お願いいたします。 坪田譲治 1890年岡山生まれ。父親はランプ芯の製造を生業とする島田製織所を経営するも、坪田が8歳のときに他界。兄がその後を継ぐ。 早稲田大学文学部予科へ入学し小川未明を訪問。 その後退学し兄の経営する牧場で働くも、すぐに復学(英文科へ)。岡山第十七師団に入営、その後入院。 1915年に早稲田大学を卒業。 翌年結婚し長男誕生。 早稲田大学図書館勤務、島田製織所勤務を経て、1925年早大童話会を創設。 雑誌「赤い鳥」に童話を投稿する。なかなか収入に結びつかず、困窮した生活を送る。 1935年山本有三の紹介で「お化けの世界」を雑誌に投稿。翌1936年東京朝日新聞の夕刊に9月から11月連載を持つようになり、これが大ヒット。一躍人気作家となる。 後年は「びわの実学校」を主宰。 松谷みよ子、あまんきみこ、寺村輝夫など後進の育成に力をそそぐ。 代表作 「お化けの世界」「風の中の子供」「子供の四季」など