トランペット+トロンボーン+テナーサックスという3管フロントのセクステット。 現代の響きでスイングする。この手のアルバム、時折、ひどく退屈な場合がある。 ミュージシャンは凄腕で、有名で、演奏も熱い。だけど・・・と。聴き終わってみると、 この”テンテンテン”の部分に比重がある印象となる。「ジャズの残骸」を見ている気分になる。 しかしこのワン・フォー・オールの『Too soon to tell』は違う。 レコーディング場所が「ヴァン・ゲルダー・レコーディング・スタジオ」で、録音技師は ルディ・ヴァン・ゲルダーその人。流石の仕上がりで、”ジャズして”いる。 全8曲中、5曲がメンバーのオリジナル。M4のスタンダード「Dedicated to you」を 聴いていると、ただぼうっと聴き惚れていたくなる。 1. Too Soon To Tell 2. Alfie 3. Stranger Than Fiction 4. Dedicated To You 5. Blues For All 6. Betcha By Golly Wow 7. Visionary 8. Captain's Song