内容紹介(「BOOK」データベースより):1.迷宮庭園 宮籠彩人は、迷路のような庭をもつ鎌倉の旧家に執事と二人で暮らす。訪れる人に似合う花を選び、宴に添える花々の見立てを生業とし、花からのメッセージを読み解く華術師の貌も持つ。ある日、宮籠家の近所で交通事故が発生。被害者は、前日に彩人の家を訪れた女性の夫だった。彩人が彼女にマドンナ・リリーを選んだのは、何故?そのメッセージは、彼女の運命を何処へ導くのか。 内容紹介(「BOOK」データベースより):2.雪月花の葬送 花のメッセージを読み解く華術師が暮らす鎌倉に桜が咲く季節。雑木林で男の死体が発見され、遺留品から十年前の女子高生失踪事件が浮上する。それは、刑事となった朽木英子が高校二年の春、友達が忽然と姿を消した未解決事件だった。男の死と過去の謎を結びつけるものとは。そして、もう一人の友人が絵画に篭めた「秘密」とは!?-華術師が衝撃の真相を繙く新感覚ミステリー! 内容紹介(「BOOK」データベースより):3.花想空間の宴 「迷宮庭園」に暮らす宮籠彩人は、花の言葉を伝える華術師の貌を持つ。そんな彼の許に足繁く通う編集者の立花真が、突然、消息を絶った。折しも、周辺では華術師を巡る血なまぐさい事件が起こり始めている頃。そして、殺人事件の容疑者に、彩人が…。真相を追う彼らの前に、多重に仕掛けられた「嘘」が浮かび上がるとき、謎に満ちた「華術師」の真実が、ついに明らかになるー。 花想空間の宴 華術師宮籠彩人の謎解き (新潮文庫 し-74-23 nex) 篠原美季/著