１９７８年の作品（フュージョン全盛期）で、エレピを弾いてる２曲（「グッド・ベイト」と「サムシング・ボロウド、サムシング・ブルー」 ）と他のアコピの曲（７０年代後半からの円熟期の頃のトミフラの切れや躍動感のある演奏、または端正な演奏）との対比が非常によく（トミ フラ作曲の「サムシング・ボロウド...」以外、ジャズ・ミュージシャンによって書かれた曲ばかりで、フュージョン的ではなく、トミフラの典 型的なピアノ・トリオのアルバムです。）、私の場合、トミフラのＣＤをかける頻度としては、ベスト３の一枚です（あとの２枚は、「ジャイ アント・ステップス」（１９８２年）とマスターズ・トリオ名義の「ブルース・イン・ザ・クロゼット」（１９８３年））。 エレピというと、 私としてはまずチック・コリアが思い浮かび、また７０年代に若手の新進気鋭のジャズ・ピアニストが、クロス・オーバー/フュージョンの流行 もあり競って使用していたという思い出がありますが、ピアノの名手トミフラならではの、小気味よい演奏の「グッド・ベイト」と細やかでメ リハリのある演奏の「サムシング・ボロウド、サムシング・ブルー」も非常に味わいがあります（ディスコグラフィーによると、トミフラがエ レピを弾いてるのは、この２曲だけのようです。なお、チックに顕著な、たゆたうような、音を延ばすエレピではなく、切れや暖かみのあるエ レピです。）。 あと、ドラムスのジミー・スミス（有名なオルガン奏者とは別の人）のドラミングに非常に切れがあり、トミフラの演奏にぴっ たりマッチしてると思います 1 Bird Song 2 Good Bait 3 Peace 4 Friday The 13th 5 Something Borrowed, Something Blue 6 West Coast Blues 7 Groovin' High
TOMMY FLANAGAN トミー・フラナガン SOMETHING BRORROWED SOMETHING BLUE 国内盤
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