自宅保管の品です。大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年劣化はございます。後半の20ページほどに薄い折り目がございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。 白洲次郎が通った。 川端康成が愛した。 時代の寵児たちを魅了した、あるマダムの半生。 かつて銀座に川端康成、白洲次郎、小津安二郎らが集まる伝説のバーがあった。 その名は「おそめ」。マダムは元祇園芸妓。 小説のモデルとなり、並はずれた美貌と天真爛漫な人柄で、またたく間に頂点へと駆け上るが―。 私生活ではひとりの男を愛し続けた一途な女。 ライバルとの葛藤など、さまざまな困難に巻き込まれながらも美しく生きた半生を描く。 隠れた昭和史としても読める一冊。 序章 出会い 第1章 高瀬川のほとり 第2章 祇園芸妓おそめの誕生 第3章 木屋町「おそめ」の灯 第4章 「おそめ」の銀座進出 第5章 凋落の始まり 第6章 俊藤浩滋の妻として 終章 流れの人よ 本書に登場する人物 服部良一 大佛次郎 川端康成 里見弴 川口松太郎 小津安二郎 川島雄三 白洲正子 青山二郎 白洲次郎 美空ひばり 鶴田浩二 後藤浩滋 …...