自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙や帯経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。 消費者金融業界トップを走る武富士の店頭公開に隠された、闇の権力とのただれた関係。襲撃、恐喝、癒着、もみ消し…。カネに群がる男たちの死闘を描く、戦慄のノンフィクション。 一九九六年、武富士の会長武井保雄とその一族は、同社の店頭公開により一兆円ともいわれる私財を手に入れた。武富士の店頭公開を軸に、ふたつの“日本最強”が繰り広げる、カネ、カネ、カネのパワー・ゲーム!消費者金融業界トップを走る武富士の店頭公開に隠された、闇の権力とのただれた関係。襲撃、恐喝、癒着、もみ消し…。カネに群がる男たちの死闘を描く、戦慄のノンフィクション。 目次 1章 山健組フロント企業 2章 武井・後藤初会談 3章 山口組系右翼団体の登場 4章 ウラ対策部の新設 5章 ジャーナリスト襲撃事件 6章 後藤組との密約 7章 一触即発 レビューより ~武富士と言えば 最近何かとマスコミに取り上げられ 話題になっています。武井会長の生い立ちから 店頭公開にこぎ着けるまでの 歴史が記されています。そこには たたき上げてきた人間の生き様が 描かれていますが 一般常識の通用しない裏社会との歴史でもあったわけです。ワンマン経営を超えた神様社長としての 実態があり 問題が起こるたび 裏社会~~(ヤクザなど)と手を組み「よろしく」の一言で 解決してきたことが 今日の「武富士」を築いたのです。社員もイエスマンしか 側近おかず 武井帝国を築いたわけです。「武富士」入門書としては 丁寧にまとめられています。一気読みしました。 武富士の企業体質がよくわかる本 就活や転職活動をしていて、消費者金融に入社を検討している人は是非一読して欲しい本。 それにしても、こんな胡散臭い企業が東証一部であり日本経団連のメンバーだとは・・・。 また今も盗聴問題で大騒ぎになり逮捕者が出ているにもかかわらず、武富士のCMを垂れ流す無神経な民放各社。東京地検特捜部、警視庁の方達へ。是非とも武井会長を起訴してほしい。 そして公の前で厳正な審判を求めます。 武富士vs裏社会 タイトルに惹かれて読みましたが、実際は『武富士vs裏社会』とした方がよいでしょう。 大きなテーマは、武富士の店頭公開時に、様々な裏社会への対策をとった武井会長と渉外部の交渉実録です。組長への見舞金1000万円、ラスベガスで2億円散在したなど、スケールの大きな話が続きますが、ヤクザ・右翼に対峙する際の武井会長の個性が際立っているのが印象的です。なかなか凡人には理解しがたい思考・行動をする人です。全て実話だとして、上場企業の社会的使命とは何なのか、考えさせられます。