群像日本の作家 村上春樹 作品論、人物論、対談などを収録。文学世界を散歩する 自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。 新しい感覚で現代人の「生」をとらえ、日本文学を現代のものにした村上春樹の透明な抒情漂う不思議な世界を解明する。主な執筆者…吉行淳之介、丸谷才一、吉本隆明、川村湊、三浦雅士、川本三郎、福田和也、他 ハルキ・ワールドの深奥。村上春樹の人と文学の全容を探るはじめての作家・作品論集。 「風の歌を聴け」「羊をめぐる冒険」など、透き通るような文体と感覚で、現代文学に新しいスタイルを築いた村上春樹。作品論、人物論、対談などを収録。その不思議な文学世界を散歩する。 『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』以来、新しい感覚で現代人の「生」をとらえなおし、日本文学をまさに現代のものにして、文学の世界を大きく広げた村上春樹。その透明な抒情の漂う不思議な文学世界は、いまなお広がりつづけており、多くの読者をひきつけている。 例えば評論家・山崎正和氏は『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』に触れて、現代でもなお文学は自由や愛について夢を見、憧れることをやめていないようだ、といい、この作品はその行為が夢にすぎないと認めながらも、なおそれを夢見ることの意味を謳いあげようとしたものだ――と評している。 一作ごとに話題を提供し、しかもベストセラーになる村上文学の意味を、若い世代の目から解明する作家論――三浦雅士・川本三郎・福田和也・加藤典洋ら。作品論では、「群像」新人賞となった『風の歌を聴け』から読売文学賞の『ねじまき鳥クロニクル』まで、川村湊・吉本隆明・丸谷才一・吉行淳之介らがさまざまにアプローチ。 他に代表作ガイドや年譜・対談・インタビューなどで、話題の実像に迫る。 執筆陣〜 今井清人 栗坪良樹 福田和也 加藤典洋 川村二郎 山崎正和 井上ひさし 関井光男 小野好恵 安西水丸 川村湊 吉本隆明 柘植光彦 若森栄樹 吉行淳之介 松本健一 三浦雅士 川本三郎 渡辺一民 井口時男 島森路子 井坂洋子 福本修 鈴村和成 沼野充義 久居つばき 丸谷才一 ジェイ・ルービン 高橋丁未子ほか