陸軍尋問官―テロリストとの心理戦争 扶桑社 (2005/12/1) 434ページ 尋問官...それは、捕虜の尋問を専門に行なう軍人。 アルカイダとの心理戦の実態を語る、驚きのノンフィクション! 捕虜への尋問に、肉体への拷問は禁物。 著者によれば、これは米軍の第一のルールだとのこと。 したがって、アブグレイブの虐待は、ありえない問題だと著者は怒ります。 拷問を受けた捕虜は、苦痛から逃れるために、積極的に嘘をつく。 虚偽の情報にもとづいて行動すれば、大勢の味方の命が奪われかねません。 では、どうやって捕虜の口から真実を引きだすのか? そこに、スリリングな心理戦が展開されるのです。 本書は、テロリスト戦争の現場に派遣された尋問官による、驚くべき回想録です。 まったく報道されなかった戦場の真実に、全米マスコミが絶賛。 物語としても最高におもしろい1冊です。 状態、おおむね良好です。