【詳細】 萩尾望都setトーマの心臓/訪問者/ローマへの道 トーマの心臓 1996年12月1日7刷 小学館発行 訪問者 1997年7月1日7刷 小学館発行 帯付(帯破れ有) ローマへの道 2000年9月10日初版 小学館発行 帯付 トーマの心臓 冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける大傑作 訪問者 オスカーの出生にまつわる秘密……。それが父母の愛を破局に導き、思いがけない悲劇を呼び寄せた。母を亡くしたオスカーと父グスタフのあてどもない旅が始まる。名作「トーマの心臓」番外篇表題作ほか、戦時下のパリで世界の汚れを背負った少年の聖なる怪物性を描いた「エッグ・スタンド」、翼ある天使への進化を夢想する「天使の擬態」など、問題作3篇を収録。 ローマへの道 頭角を現していく同期生に焦りを覚えるダンサー・マリオ。彷徨する青年の心の軌跡をドラマチックに描く長編ロマン。 萩尾望都 1949年福岡県生まれ。マンガ家。72年より「別冊少女コミック」で連載を始めた『ポーの一族』が人気に。同時期の『トーマの心臓』ともども代表作となる。少女マンガにおけるSF作品の先駆者としてもその功績は大きく75年に描かれた『11人いる!』は、『ポーの一族』とともに第二一回小学館漫画賞を受賞。06年には『バルバラ異界』で第二七回日本SF大賞も受賞 【状態】 経年劣化により焼け、汚れ、シミ、カバーに折れ跡、スレ、傷、ヨレは御座いますが、全体的には概ね良好です。