録音が1980年ということで日本Fusionの元気がピークの頃です。 鈴木勲さんのベースはやはり独特のメロディですね。いい感じです。 このアルバムでのピアノは山本剛さんですが、このタイトルを見たら 松岡直也さんや今田勝さんとの共演も聞いてみたかったと思いま あと、ジャケットは最高ですね。 鈴木勲 と 山本剛 は1976年に TBM より発表された「黒いオルフェ」で共演していますが、本作「サン バ・クラブ」でも息の合った名演を聴かせてくれます。 アルバム冒頭のMichel Colombier作で Jaco Pastorius との共演でも 知られる 「Overture」 のカヴァーは、完全にオリジナル超え!Wax Poetics Japan監修による和ジャズの コンピ に収録された「テンダリー」は数多 あるヴァージョンの中でも屈指と存知ます。本作の特徴の一つである山本剛のスピネット再び、リズム隊もテンポ良く実に痛快な 「Sweet Georgia Brown」、イングランドの古謡で電話の保留音などでお馴染みの「Greensleeves」は、スタジオにて即興で演じられた らしく鈴木勲の独壇場。ウッドとピッコロ・ベースを披露しています。ラストのシャンソン名曲「La Vie En Rose」~「Moonglow」 のメドレーも実に素晴らしい! 1.オーヴァチュアー 2.テンダリー 3.ナイト・アンド・デイ 4.スウィート・ジョージア・ブラウン 5.グリーンスリーヴス 6.ラ・ヴィ・アン・ローズ〜ムーン・グロウ