グラント・グリーン(g)+エルビン・ジョーンズ(ds)+ラリー・ヤング(org)はハンク・モブレイ(ts)やサム・リヴァース (ts)を加えてグルーヴィーな60年代ジャズを演奏していましたが、これはフロントなしのシンプルな一枚。ジャケも最高! 名手グリーンが亡きジョン・コルトレーンに捧げたトリビュート盤。現代のトリビュート盤(誰々に捧げるというアルバム)はどうも 商業主義的な匂いが消えないが、このアルバム、コルトレーンに対する真情に溢れている。64年録音のピアノレス・トリオで、エルビン ・ジョーンズ(ドラム)とラリー・ヤング(オルガン)。コルトレーンを亡くした悲しみにあふれた表題曲「JC(ジョン・コルトレーン) について語ろう」と「あなたは愛について知らない」を聴いて欲しい。同じ黒人の哀しみにあふれた演奏、聴く方まで、ちょっとブルーに なってくる。いつまでも持っていたい1枚。 1 Talkin' About J.C. 2 People 3 Luny Tune 4 You Don't Know What Love Is 5 I'm An Old Cowhand