【詳細】 初版帯付 ウンベルト・エーコ 前日島 文藝春秋社刊 1999年6月1日初版 文藝春秋発行 帯付 時代はバロック。主人公の名はロベルト。1643年、枢機卿の密命を受けて乗りこんだ船が南太平洋で難破、命からがら流れ着いたのが、美しい島の入り江にうち棄てられた無人船「ダフネ」だった。たまたま島は日付変更線上にあり、入り江を泳ぎきれば、向こうは一日前の日。あのユダだってキリストを救い出せるのだ―そこは『前日島』だから。 ウンベルト・エーコ 1932年イタリア生まれ。小説家・記号論学者。現代を代表する碩学として幅広い著作を発表。中世の修道院を舞台にした小説『薔薇の名前』は世界5500万部を超えるベストセラー。小説に『フーコーの振り子』『プラハの墓地』など、評論に『記号論』『美の歴史』『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』など。2016年没。 【状態】 経年劣化により多少の焼けは御座いますが、概ね美本です。