自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。 ベストセラーを笑え!! シドニィ・シェルダンから「絶対音感」「お笑い外務省機密情報」「大河の一滴」まで、まさかこんな読み方があったとは…。いしいひさいちのユーモアが冴える驚愕と笑いの書評まんが集。 私には向かない職業 ほんの一冊 古川薫著『覇道の鷲毛利元就』 シドニィ・シェルダン著 天馬龍行訳『星の輝き』 笠原嘉著『軽症うつ病―「ゆううつ」の精神病理』 河合隼雄著『物語とふしぎ』 中野由貴著 出口雄大イラスト 『宮沢賢治のレストラン』 ほか レビューより 大人の書評ですねー。非常に分かりやすい、しかもユーモアのセンス(当たり前か)一杯の書評です。4コマで人を笑わせる、ということがいかにセンスが必要かということがこの人の書評の文章を読めば分かります。最後にオチをつけるスタイルはまさにマンガで、故・中島らものエッセイに挿絵(本人によるマンガ)が描かれていたのを思い出しました。書評もエンターテインメントであることを再認識させてくれる良作。 書評漫画というふれこみでしたが、実際に手にしてみたところ、これは55の書評が中心となっていて、その上でそれぞれに4コマ漫画がおまけとして付されている、という体裁の本です。取り上げられている書籍のジャンルはホラー小説、ルポルタージュ、漫画、哲学書、エッセイ等々、多岐にわたります。著者の濫読ぶり、関心の広さがうかがえます。いしいひさいちの漫画に常に見られる該博な知識と鋭い時代批評はこうした豊かな読書に裏打ちされたものだったのだな、と改めて感じ入りました。書評文は軽快かつ真摯。どれひとつとして対象の本をおとしめるような書き方はしていません。各書評を読んでいると、未読の本はぜひ近いうちに手にとってみたいという気にさせられます。 本を紹介するのは いしいマンガの常連 藤原ひとみ先生、 タブチくん、広岡さん、の3人。 昔の本なのに読みたくなったのは 「宮沢賢治のレストラン」(中野由貴) 「漱石先生がやってきた」(半藤一利) 「90分で分かるプラトン」(ポール・ストラザーン) 全部ずぼらな藤原先生のおすすめでした。