「沈黙の螺旋理論 : 世論形成過程の社会心理学」 池田 謙一 / Elisabeth Noelle-Neumann / 安野 智子 / ブレーン出版 定価: ¥ 4,900 自分の意見は少数派である,あるいはそうなりそうだとわかった人は孤立を恐れて沈黙し,逆に自分が多数派だと認知した人は声高に発言する。沈黙は雄弁を生み,雄弁は沈黙を生むというこの螺旋状のプロセスの中で,少数派はますます少数派になっていく……。 ※ 主に外面(カバーや表紙、裁断面)ですが摩耗多数、うす汚れなどのためややハッキリと中古感があります。表紙や裁断面にわずかにシミ汚れがあります。裁断面はよく見ないとわからないほどシミはわずかです。紙面にはうす焼けなど細かな傷みはありますが使用感少なめで良好です。書き込みもありません。 ■目次 日本語版第二版への序 アメリカ版への序 1.沈黙の仮説 2.調査を駆使した仮説のテスト 3.孤立への恐怖という動機 4.世論とは何か 5.意見の法―ジョン・ロック 6.政府は世論によって支えられる―デビッド・ヒュームとジェームズ・マディソン 7.「世論」という言葉の創始者―ジャン‐ジャック・ルソー 8.世論の専制 9.「社会統制」概念が形成され,「世論」概念は一掃された 10.オオカミたちが遠ぼえで合唱する 11.アフリカ・大洋州諸部族の世論 12.バスティーユの襲撃―世論と群集心理学 13.流行も世論である 14.さらし台 15.法と世論 16.世論は社会の統合を果たす 17.前衛,異端,アウトサイダー―世論を変える 18.世論伝播の乗り物としてのステレオタイプ―ウォルター・リップマン 19.世論が争点を選択する―ニクラス・ルーマン 20.公衆の注目を左右するジャーナリストの特権 21.世論には二つの源泉がある―その一つがマスメディアである 22.二重の意見風土 23.分節化機能―メディアに乗らない意見の持ち主は事実上沈黙させられる 24.民の声は天の声 25.新たなる知見 26.世論の理論をめざして 27.世論の潜在機能・顕在機能:まとめにかえて 資料 世論に関する文献研究:テクスト分析へのガイド 結びにかえて謝意を 第二版の結びとして 原注 訳注 訳者解題 引用文献 本書との関連文献 参考文献 人名索引 事項索引 【管理用】 3581T2465 沈黙の螺旋理論 世論形成過程の社会心理学 (改訂版) Elisabeth Noelle‐Neumann/著 池田謙一/訳 安野智子/訳