モンクの作品を知らない訳ではないのですが、この初リーダーアルバムは最近ようやく耳を通しました。モンクは最初からモンクだ、 ということを気づかされました。スタイルはこの時点で完全にできあがってます。変わったのは時代と共演者だけで、 モンク自体は生涯ほとんど変わらなかったのではないかとさえ思えます。ブレイキーのメリハリのあるドラミングとの相性が抜群。 日本だとブレイキーっていうとナイアガラロールとか派手なタイコのイメージがありますが、実は普通ににテンポキープしてる 時の感覚が素晴らしい。このレコーディングセッションはコンプリートで持つべきでしょう。モンクのレコードは生涯全然変わらなかった モンクの周りのミュージシャンがどんどん変わって行っててそれが全員モンクのペースで踊らされてることに気がついて ビックリする、みたいなところがあるかもしれません。 最近の若いピアノは指が回るのを見せびらかすようなのが多いですが、 こういうのをきちんと聴け 1 Round About Midonigt 2 Off Minor 3 Ruby My Dear 4 I Mean You 5 April In Paris 6 In Walked Bud 7 Thelonious 8 Epistrophy 9 Misterioso 10 Well You Neednt 11 Introspection 12 Humph