「SWORD & BLOSSOM POEMS」詩集 刀と花 三巻揃 ★彡 ★彡 ★彡 ★彡 ★彡 「SWORD & BLOSSOM POEMS」(詩集 刀と花)三巻揃の出品となります。 無双帙も附属した完品と思われます。 各巻とも表紙はちりめん紙、中は平紙です。 【解説】 全三巻からなる本書は、それぞれが長方形の厚紙を縮緬(ちりめん)紙で包んだ表紙と背表紙、さらに裏表紙まで連なる現代的な製本がなされております。表紙の絵は第一巻が水のうねりと桜の花、第二巻は海面を飛ぶ千鳥、第三巻は水面に生える沢潟(おもだか)です。 本文が書かれた頁部分は極めて高級な平紙の和紙を使った袋とじが用いられており、全てが縮緬加工紙で作られているわけではありませんが、英語の文字が日本の筆を用いたような書体で印刷されていて、蕉窓(しょうそう)、芳宗(よしむね)、華邨(かそん)ら絵師たちの作品と見事に調和した美しい出来映えの本となっております。 内容は、三つの巻を通して「花の歌」として花や自然を詠った和歌、「刀の歌」として武士の心や戦の模様を詠んだ漢詩などが収録されています。第三巻に限りこれらに加え「恋の歌」も集められています。 それぞれの巻の序文で述べているように、「花」の和歌は『古今和歌集』から、「刀」は近年にまで及ぶ武士の漢詩などから採っていますが、第三巻の「花」は『古今和歌集』に限らず江戸時代の詩なども織り交ぜています。 「花」は全体的に紀貫之の和歌が多いことが目を引きますが、他にも紀友則(きのとものり)、僧正遍昭(そうじょうへんじょう)、清原深養父(きよはらのふかやぶ)などの歌に交じり詠み人知らずのものも含まれています。特に第三巻の「恋」では殆どが詠み人知らずの儚(はかな)い歌です。 【商品の説明】 第一巻 丁数:18丁 発行:明治42年2月1日 第二版 著者:木村正太郎 チャロットピーク 発行者:長谷川武次郎 第二巻 丁数:18丁 発行:明治41年8月10日 初版 著者:木村正太郎 チャロットピーク 発行者:長谷川武次郎 第三巻 丁数:27丁 発行:明治43年10月30日 初版 著者:木村正太郎 チャロットピーク 発行者:長谷川武次郎 【商品の状態】 状態は経年によるヤケ、数か所中折れに裂けは見られますがページの外れ、破れ、折れ、書き込みはなく美しい状態が保たれており図版を楽しむことができます。 【サイズ】 縦:18.1cm 横:12.5cm 譲り受けた際の話では、所有者の親戚が戦後日本駐留時に家族へのプレゼントとして購入したもので、大切に保管していたとのことでした。 ★彡 ★彡 ★彡 ★彡 ★彡 + + + この商品説明は オークションプレートメーカー2 で作成しました + + + No.110.001.004