自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。画像にもありますように、背表紙下部に小さな破れ、表紙裏側に薄い汚れ(クリーニング済)、本の下部に1ページのみ小さな折り目あり、2ページにごく小さなヨレがございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。 釣りキチ三平が育った秋田の山と川を舞台に、夢多き少年時代の活躍を、生き生きと描く。ワンパク友達と一緒に愉快な川釣り、ユニーク先生が教えてくれた生命の尊さ、クジャクチョウを追っての失敗など、痛快かつ感動的なエピソードがいっぱい。子どもと親が共に読んで、心を通わせられる漫画&エッセイ。 登場する方々 藤子不二雄 つのだじろう 赤塚不二夫 石森章太郎 手塚治虫 松下井知夫 宮尾しげを ほか多数 レビューより 山奥の冬を雪に埋もれて暮らした少年期の思い出が印象深い。 漫画の「百日咳」は昭和24~25年頃の当時の状況をわかりやすく伝える貴重な資料だと思います。 こういう時代もあったのですね。母親に家計の裁量が全く無く、家長たる著者の祖父に家に関する意思決定権限が集中していたことがわかりました。また、無医村に病人が出た場合、雪の中ソリで病人を運んだり、医師を迎えたりしていた様子も印象に残りました。 秋田の自然豊かな環境を舞台に、少年時代の冒険と成長を描いた漫画とエッセイの融合作品である。著者自身の経験をもとに、川釣りや昆虫採集といった少年らしい活動を通じて、自然との触れ合いや友情、生命の尊さを学んでいく様子が生き生きと描かれている。 本書を読んで私が強く感じたのは、自然との共生の大切さである。現代社会では失われつつある、自然と直接触れ合う経験の重要性を再認識させられた。主人公が川で魚を追いかけ、山でクジャクチョウを探す姿は、都会育ちの読者にとっては新鮮で羨ましくもある。 内容は、矢口高雄さんの少年期を文章と少しの漫画で表現した話です。田舎の村で生きる少年の目を通して描かれる情景に、ある種の懐かしさを感じます。貧しいながらも自然に囲まれて楽しい生活を送る反面、貧しさゆえの苦しみも描かれています。著者の弟を襲った悲劇とその際の母親の姿は涙なくして読めません。一人でも多くの人に読んでもらいたい作品です。