昭和17年に京都清水二寧坂の島田耕園人形工房で製作された御所人形です。題材は弁慶勧進帳の場面。源義経と追手を逃れ如意の渡しまで来たときの出来事で、能の「安宅」で演じられ、後に歌舞伎十八番の一つになり今日に伝えられています。 本品は京都の旧家から出たもので、昭和17年購入の記録が箱書きされております。80年ほど時を経た人形ですが大切にされてきたようで、非常に良い状態です。二寧坂の島田耕園人形工房は今も存在し、古いたたずまいが工房の長い歴史を伝えています。 サイズ 高さ 135ミリ 横幅 105ミリ 奥行 90ミリ 経年の着物の黄ばみなどはありますが、お顔もきれいで状態は良好です。
71天前