幼少時に大病に冒された影響でハンディキャップを背負い、わずか36歳でこの世を去った牛腸茂雄。 桑沢デザインではグラフィックデザインを専攻していたものの、牛腸の類いまれな才能に眼をつけた大辻清司の説得により写真科に進路変更。卓越した造形感覚と写真の旨味に対する優れた嗅覚、自己と他者を見つめる奥深い精神性をもって捉えられたスナップ、ポートレートは、構図、色合い、心理描写等に優れ、見る者の心を揺れ動かし、感動を与えます。 本書は2003年に東京国立近代美術館にて行われた牛腸茂雄展の際に刊行された作品集で、代表作が厳選された一冊です。 目次 ・同時代の中の牛腸茂雄 増田玲 ・図版 ・牛腸茂雄の言葉 ・年譜 ・展示作品リスト 牛腸茂雄展 2003 東京国立近代美術館
2天前