FUWA 符和 / Story Teller

√9のビートメイカー符和のミックスはアフロクラシックから始まるストーリーテラーと題された様々なビートやルーツ音楽を洗練されたミックスセンスで符和の音物語へと誘うCROSSOVER MIX! 壮大なピアノリフから始まるSCOTT MATELICにのせられ物語は始まる。前半から様々なビートがミックスされていき、THE LONG LOST~WORD UP,GLOBAL COMMUNICATION~BONOBOへの繋ぎはビートの壁を越えた正にアバンギャルドかつ斬新なミックスセンス! まるでリスナーを音の物語に引きずり込むかの様な展開を見せる。中盤前ではVEDOMIR~BAYAKAの楽曲をチョイスしノンビートで聞かせてく。ジャズピアノの空間的な音色で徐々に雰囲気が変わっていき絶妙のタイミングでアブストラクトの名盤THE EMPERORS NEW CLOTHESとBAYAKAのジャズピアノをブレンド!URBS&CUTEXの声ネタも混じり合いHEADZには溜らない至福の楽曲に構築されていく! 中盤はSLAM MODE,MARSHALL JEFFERSONなどの通好みのハウスミュージックを小刻みなミックス!KUNIYUKI,K.Y.D. & KANGOへと徐々にトーンダウンしていき哀愁感ある名曲RE:JAZZ feat. ALICE RUSSELを迎える。まるで渡らせ船で次の街へと進んで行くかの様な展開をみせる。後半の始まりも前半と同様,ジャンルにこだわらない選曲でBREAKBEATS,ジャズをテンポよくカットインしていき徐々にブラックネスな雰囲気に。 後半怒濤のHIP HOPミックスをみせるのだが、こちらも様々なサウンドものをセンスよく聞かせていく。KENNY DOPEのクラシック2曲をブレンドしたTHAT GANGSTA SHIT × GET ON DOWNでB-BOYはノックアウトすること間違いないのだが、さらにそこからDJ KRUSH、THINK TWICEなどたたみかける様にドープな世界を披露。 ラストはミックスの進行役,符和が音の呪文を解き放つかの様に解放されたJAZZ HIP HOPのTHE ROOTS / ONE SHINEで締めくくる。まるでサウンドトラックの字幕まで想像してしまうかの様な中毒性のあるCROSS OVERなミックス作品に仕上がっている。