バーンスタイン没後に企画されたロイヤル・エディション・シリーズの一枚。チャールズ皇太子(現国王)が描いた水彩画があしらわれている。 ①はヒポクラテスの四体液説に従い、4つの楽章それぞれに胆汁質、粘液質、憂鬱質、多血質という妙な名前が付いている。全体的には落ち着いて重厚な雰囲気。当時流行った4チャンネル録音だったのでホールではなくスタジオで収録。②はニールセンの代表曲。タイトルも良いし、カラヤンやメータも録音しているので「惑星」のようにブレイクするかと思いきや21世紀になっても何事もない。やはり同時代北欧のシベリウスのような民族臭が薄くドイツ風で没個性だったせいか?しかし轟き響き渡るティンパニなどオーディオ的な面白さは絶えない。 レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック ニールセン ①交響曲 第2番 ロ短調 作品16、FS.29「4つの気質」 ②交響曲 第4番 作品29、FS.76「不滅」 [録音]1973年2月12日、ニューヨーク、30丁目スタジオ(①) 1970年2月9日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール(②) ソニー・クラシカル海外盤(1993年製造) ケースにのみやや小キズがあります。ご理解のある方の検討をお願いします。
5天前