切れかけの電池を取り出して、瞬時に充電済みの電池に入れ替える。 電池が外れていたのはわずか5秒ほどだが、液晶画面には無慈悲な日付再設定の表示... これは重症の『ものわすれ』の症状です。電池交換のたびに強制される日付設定が面倒になって、2012年1月1日の写真が増えていませんか? 黒死病の治療のために大手術を計画するのでしたら、ついでに『ものわすれ』も直してみてはいかかでしょうか ものわすれの原因である電気二重層コンデンサを交換しましょう。 ①底蓋と軍艦部を分離し、前面パネルを外すところまでは黒死病治療と同様です(2枚目)。 ②液晶のはまっているリアパネルはUSBの差込口のある左側から外します。 ③リアパネルを外すとすぐ見つけることができます。(4枚目中央) ④右側にあるリアパネルと本体をつなぐコネクタを外してしまったほうが作業がしやすいです。銀色に光ってるのがターゲットである電気二重層コンデンサです。 ⑤はんだ吸取器やはんだ吸取線を用いてコンデンサの足のはんだを除去します。 コンデンサ本体に熱が逃げてしまって結構やりにくいです。私は足のつけねで切断してコンデンサ本体を先に取り除いてからはんだ除去をしました。 ⑥新しいコンデンサはほぼ同じ形状をしています。周りの部品に接触していないことを確認してからはんだ付けします。 ⑦はんだ付けに問題がないか再度確認したら(5枚目) 元通りに組みなおします。 これで、ものわすれの治療は完了です。 ⑧黒死病とマウント部の防水パッキンもついでに交換しましょう(6枚目) ☆この作業には以下の道具が必要です。 ·20~30Wのはんだごて ·はんだ吸取線、もしくは、はんだ吸取器 ·フラックス ·はんだ ☆この作業の難易度ですが、2本足の部品を除去する必要があるので、全くの初心者では難しいかもしれません。 ☆日本製の電子部品の初期不良はごく稀です。部品の不良を疑う前に、芋はんだ、ブリッジなどのミスがないか確認してください。 ☆新しい試みなので少し安くしています。 ☆お約束ですが、この部品を用いたことによるあらゆる損害について、私は一切の責任を負いません。 ☆k-30とk-50のみ適合を確認しています。ほかの機種のコンデンサについては調査中です。 ☆コンデンサ単品は1000円です。
20天前