大江健三郎『万延元年のフットボール』(講談社、講談社文芸文庫、1988)2014 カバースレ・キズ・ヨゴレ少、表紙上部ヨレ(画像3枚目参照)、背表紙ヤケ少・上部ヨレ少(画像5枚目参照)、裏表紙上部ヨレ(画像4枚目参照)/本体小口ヤケ少・キズ(底/画像9,10枚目参照)・ヨゴレ(画像8枚目参照) b9 友人の死に導かれ夜明けの穴にうずくまる僕。地獄を所有し、安保闘争で傷ついた鷹四。障害児を出産した菜採子。苦渋に満ちた登場人物たちが、四国の谷間の村をさして軽快に出発した。万延元年の村の一揆をなぞるように、神話の森に暴動が起る。幕末から現代につなぐ民衆の心をみごとに形象化し、戦後世代の切実な体験と希求を結実させた画期的長篇。谷崎賞受賞。(裏表紙より)
7天前