カナダで1セントコイン、いわゆるペニー硬貨を1枚も見かけなかったからだ。実はカナダでは2013年にペニー硬貨の利用を廃止。1セントコインを1枚作るのに1.6セント以上かかる製造コストを問題視して廃止した結果、年間で約1100万カナダドル(約9億4000万円)もの削減効果があったという。 誕生から100年以上。累計350億枚以上も作られたペニー硬貨が市中から消えた結果、カナダ国民が手に入れたのはキャッシュレス社会による恩恵だ。米国以上に普及していたクレジットカードの利用率がさらに向上し、2007年の時点で49%と元々高かったキャッシュレス(非現金決済)化比率は2017年には56.4%にまで上昇している。 D0902
81天前