東京三鷹の老舗山口文林堂で購入した旧坑麻子坑です。求める品を告げると、ご主人が奥から何面か持ってきてくれ、石を叩いて見せてくれました。ご主人の勧めを聞いて購入したものです。曰く、どなたか書家の先生の旧蔵品ということでした。 墨堂から硯池にかけて翡翠斑がにぎやかですが、磨墨のさいには引っ掛かりを感じませんでした。墨は溶けるようによくおります。彫刻の一切ない素朴な作りですが、製硯はおそらく中国でしょう。 机上には大小の二つの硯を置くのがよいと言われますが、7吋の大きさがありますので大きなほうの硯として日常使いに最適だと思います。 ただ、自分に合う硯をと探していた時期に購入したもので、その後自分で好みの硯を見つけたこともありこの硯についてもほとんど使用した記憶がありません。 しかし私の購入時すでに中古であったことをご理解いただけますようお願いします。 唐木の箱は箱自体にしっかりと重みを感じますが修復してあると思います。運搬時の保護のためのケースとお考えください。 画像は自然光で撮影したものですが、実際の色が再現できているかどうか、ご覧になっている環境にも左右されるということであくまでも参考にしていただくための一助という位置付けです。 また、見落としがあるかもしれません。できる限り誠実に対応したいと考えていますが、素人のすることです、限界があることをお含みおきくださいますようお願いいたします。 普段から道具の手入れは時間をかけてきちんとします。私に渡ってから事故はありませんので、目立った傷や汚れなしとします。 これも二割引きで売ってもらったと思いますので、三割値引きいたします。 さらに値引きしています。 ご覧いただきありがとうございます。
7天前