イギリスの田舎でみつけたMINTONミントンタイル入りの古木ホールチェアです。 ヴィクトリアン時代。マホガニー材。 【ヴィクトリアン】は、その名のとおりヴィクトリア女王がイギリスを統治していた1837年から1901年の期間をさします。アンティークディーラーはこの当時の時代の事を単純に「ヴィクトリアン」と呼びます。 ホールチェアとは、もともと「玄関に置くため」だけに作られた椅子のため、背もたれや脚の装飾も美しく華やかであることが特徴的です。「座るため」に作られたのではなく「飾るために作られた」椅子。英国の上流階級の家庭で大切にされてきた椅子は異国情緒漂う雰囲気です。 こちらのホールチェアは、背板にMINTON(ミントン)製のタイルが付属する大変貴重な一品。[MINTON(ミントン社)]は1793年にトーマス・ミントンが創立した英国の高級陶磁器ブランド。1798年にはボーンチャイナの製造をはじめるなど、常に時代を先取りして発展してきたミントンは、革新的な装飾技法の数々を生み出し、若いアーティストを採用して今日の繁栄を築きました。 1840年にはビクトリア女王より、世界で最も美しいボーンチャイナと賞賛され、1856年からは王室御用達となりました。 また、ミントン社はタイルの生産も数多く手掛けており、最高級タイルとして世界の著名な建築物に採用されてきました。特に、ヴィクトリア時代はミントンタイルの最盛期で、ミントン社は「ヴィクトリアン・タイル」の代表格として知られています。 ミントン社製のマジョリカタイルは、その高い品質と装飾の美しさから「マジョリカタイルの世界最高峰」と呼ばれており、世界中のコレクターたちを魅了し続けています。 そして、そんなミントン社は、2015年に多くのファンに惜しまれつつ、ブランドの歴史に幕を閉じました。 毎日使う椅子としてはもちろん、お部屋の片隅に置いて飾り台として使ってみてもお洒落ですね。 経年劣化による汚れ、キズ、錆び、ワレ、剥げ、染み等ございます。 その点をご理解の上でご購入をお願いいたします。 ○サイズ○ H:約91cm×W:約45cm×D:約7cm 座面までの高さ:約43cm ※多少の誤差は悪しからずご了承ください。 ※北海道、沖縄及び一部離島は配送不可となります。
6天前