トムヤンティ『メナムの残照』(西野順治郎=訳、角川書店、角川文庫、1978)1995 カバースレ・キズ・ヨゴレ、背表紙ヤケ少・上部イタミ(画像5枚目参照)、裏表紙上部ヨレ(画像4枚目参照)、フチスレ少・ヨゴレ(画像3枚目参照)/本体小口ヤケ・キズ・ヨゴレ(底/画像8,9枚目参照)、頁オレ跡(画像10枚目参照) s15 1941年――太平洋戦争の勃発とともに、アンスマリンは数奇な運命にもてあそばれる身となった。 彼女の運命を変えたのは、日本軍の造船所長を務める青年大尉、小堀との偶然の出会いだった。小堀は折にくれてはアンスマリンの家を訪れ、好意を示すようになった。だが彼女にとって日本軍は祖国タイの“侵略者”だった。小堀に魅かれながらも、いや魅かれれば魅かれるほど、アンスマリンは彼を冷たくはねつける自分に気づいた。それに彼女には、5年後の再開を約して英国留学に旅だった恋人がいた――。 戦いの嵐にもまれつつも、敵意を超え、国境を超えて結ばれる愛を描く、タイの代表的作家のベストセラー。(見返しより)
12天前