日本では茶玩という名前が一般的になっている紫砂などで作られた小さな置物です。中国語では「茶宠(茶寵)」といい、茶壺同様コレクション価値の高い品物として知られています。茶玩は、中国で縁起物と考えられているものがほとんどです。茶玩にはユーモラスな造形のものも多くあり、お茶の席を囲む人たちとの場を和やかにする効果や、文化的な息づかいをそれとなく伝える効果もあります。 これは各々異なる急須を手に持って楽しそうにしている女の子と、女の子を目の前にちょっとおすまししている男の子の座像のペア茶寵です。女の子が持つ急須は可愛らしい形をしていて、女の子の表情も生き生きと造形されています。一方自慢げに急須を持つ男の子は、あたかも自分の急須の方が勝っているとでも言いたげな表情なのか、あるいは気になる女の子の前でおすまししているような表情が良く造形されています。 こんな二人を見ていると物語が見えてくるようです。 中国の小さな村に住む少年少女、リンとユーは、緑豊かな茶畑でお茶を飲んで楽しい時間を過ごしています。リンは元気いっぱいで、ユーは静かでした。彼らは毎日祖母の家で茶葉を摘み、茶を淹れていました。おばあちゃんは古いティーカップを丁寧に使い、リンとユーにお茶を注いでくれました。ある日リンは祖母に尋ねました。「おばあちゃん、お茶を飲むとどうして心が温まるの?」祖母は笑顔で答えました。「お茶には心と体を癒す力があるんだよ。そしてお茶を飲むと人々は笑顔にしてくれるのだよ。」リンとユーはお茶を飲みながら村の景色を眺めています。緑の山々、青い空、遠くの川。彼らはこの瞬間を大切にしていました。「ユー、お茶を飲んでこの美しい景色を楽しもう!」とリンが言いました。ユーは黙ってうなずきました。彼女はリンと一緒にいられて幸せで、お茶を飲むと心が温かくなりました。その後少年少女たちはお茶を飲んで楽しい時間を過ごしました。私たちは茶畑で心温まるひとときを共有しました。 仕様:幅:約9cm、高さ:約11.5cm 材質:高品質紫砂 ハンドメイド 専用箱付。
47天前