竹書房文庫から、平山夢明のホラー短編集3冊です。 カバーに軽い経年感があるほかは、傷みはほとんど無くきれいです。 ①「東京伝説 狂える街の怖い話」 (2003年12月5日初版第1刷) ②「東京伝説 忌まわしき街の怖い話」 (2004年11月5日初版第1刷) ③「東京伝説 狂彷徨う街の怖い話」 (2005年11月5日初版第1刷) 【①のカバーより】 何かが狂っている。どこかが壊れている。怨み、妬み、狂気、執着…。平和なはずの日常にぽっかり空いたマンホールのごとき落とし穴。それらはすべて人の心の欲が生みだした闇である。その罠に運悪く落ちてしまった人々がいる。彼らの見た恐怖は、もはや遥かに超えていた。まさに人間地獄。現実は虚構を超え、人は霊を凌駕した。今この世界でもっとも怖いのは、あなたの隣のその人なのかもしれない…。 【②のカバーより】 別れた恋人が異常な復讐鬼となってやってくる。俺を忘れるなと迫ってくる。話しても通じない、許してもらえない。なぜならそいつは狂ってしまったから…。正気を失った知人、それはもはや人ではない。得体の知れぬ恐怖の鬼だ。自殺死体と一緒に風呂に水浸けにされた女。犬を食い続ける男に人を喰う二十日鼠。脳が煮えてしまう命がけの商売道具に、美容整形の恐るべき舞台裏…。都会の闇で繰り広げられる狂気と欲の人間地獄。体験者自ら語ってもらい、聞き集めた究極の現代恐怖夜話! 【③のカバーより】 光に集まる虫のように、都会の明かりに群がる人間たち。一晩中ネオン瞬くこの街には、もはや闇など存在しないかのように思われる。だが、本当にそうだろうか?人の傲慢さより生まれいずる光に闇は追いやられ、濃度を増してある場所へ逃げ込んだ。光を生みし者の内側、人の心の奥底へと…。人が夜を昼に変えてしまったように、今、闇は昼を夜に変えようと企んでいる。あらゆる犯罪が白日のもと繰り広げられ、知人の笑顔の下で悪意は確実に狂気へと育っている。安全圏はなくなった。闇はどこにでもあり、24時間あなたをつけ狙っている。そう、闇の復讐が始まったのだ──。 ※ほかにもミステリーやSFを中心に色々出品しております。ご興味のある方は、是非“わさび浪士”のプロフページにお立ち寄りくださいませ。 怪談集 ショートショート 恐怖 Vj3uy1F0Q9a
3天前