アモルフィス Tales From The Thousand Lakes 未使用新品 ブルーマーブルヴァイナル メロディック・デス・メタルの雄、AMORPHISの代表作。デス声(咆哮)と普通の声の対比、フィンランドの古典書物を引用した神秘的な歌詞、北欧らしい寒々としたメロディー、空間的でセンスの良いキーボードの乱舞 などを以て一大センセイションを巻き起こした。インディーズからの発売だったにも関わらず、レコード会社がポスターまで制作する力の入れようだった。 輸入盤店にはうず高くアルバムが積み上げられ、しかもそれが飛ぶように売れていくという 信じられない光景が展開された。インディーズであるため、正確なプレス数は不明だが、どう考えても世界で数百万枚に達していると思われる。 とにかく非常に優れたアルバムだ。一般リスナーが懸念するであろう、ヴォーカルの咆哮も、低くディープである上、若干ディストーションが掛かって丸くなっているので、それ程 耳障りではない。映画に出てくる怪物の声くらいの感じで聴けるだろう。時折入る「普通のヴォーカル」がまた雰囲気満点で、素晴らしい。少々ダミ声なのに伸びやかで、しかも不吉な感じのするぴったりの声だ。ゲスト参加なのだが非常に上手いヴォーカルだ。彼は現在 SUBURBAN TRIBEというバンドを率いている。 メロディーと曲調の豊富さは類を見ないレヴェルで、とにかく飽きない。Key.キャスパー・マーティンソンが一手に引き受けたアレンジの素晴らしさも、このアルバムを別格なものにしている。古典文学を下敷きにした神話のような歌詞も、思わず対訳を読みふけってしまう…。 太陽の沈まない白夜・光すら射さない暗黒の冬への怖れ。自然に対する畏敬の念。ロシアとの度重なる戦争から生まれた凶暴な部分と、独特の透明感。こんな歌詞に私は初めて出会った。 この詞ならば、デス声(咆哮)で歌う意味がある、と納得できる内容で、だからこそ、予想を超える幅広いリスナーに受けたのだと思う。実際、Progressive Rockのファンや、JOURNEYを聴くようなポップ系ロックのファンまでが聴いていたりして驚く。特にアメリカで爆発的に売れたようで、Web上でファンのレヴュー(批評)を数多く見る事ができる。 レコードまとめ買いいただければお値引きいたします!
8天前